『千のおうち』第1章 洗濯たたみ一枚おいくら?/よしおかさんち

毎日毎日毎日の生活は表現につながる。それは家事だったり、仕事だったり、学びだったり、遊びだったり、子育てだったり、介護だったり、または何でもない時間だったり。そして、誰もみな感受豊かな己に気がつく。毎日が積み重なっていっていくと一体何になるのだろう。あなたが葉っぱだろうが幹だろうが土だろうが水だろうが空気だろうが、その各々優れることで惑星(ほし)をつくろう。

千のおうちでは、家庭の暮らしの中で、誰もが「創造」と共存していける世界になることを求め、日々の生活でどうそれに近づけるか、実験的に研究していることを記録しています。

日々の記録はこちらから。


 

第1章 洗濯たたみ一枚おいくら?

よしおかさんちのもうすぐ4歳の百さま(ももさま)は、最近お金稼ぎに興味津々。というのか、お手伝いで、洗濯たたみ一枚1円とかで、30円稼いだりしている。でもそれが、ガム3個にしかならない事に、「お金もっとほしー!!!!」と大爆発したりしている。自分の食べた食器を片付けた時も、お金を要求される。でもそれは、自分のことだからお金はもらえないよ、という。私は言いながら、少し自分の頭に「?」を感じる。

では、私はほぼ毎日家族5人分の洗濯物を畳んでいる。いや実際はタタミキレター!なんて日はない気がする。常に何かが洗濯機の中を回ってるか、ベランダに干してあるか、たたまれずに転がっているか、たたまれているのにしまえてないか。やり切った感を感じづらい家事だと思う。でも試しに、「一枚たたむと1万円だ」と自分に言い聞かせて、たたんでみた。「1万円、2万円、3万円…10万円…63万円!!!!!!」そう、たった15分くらいで63万円も稼げたのだ!なんだかそれだけで有意義な時間を過ごせたと思う自分。お金って面白い。それで何か買いたい、とか、どう使いたい!とかないのだけど、たたむ時間がもったいない!とたたまずに引き出しへ突っ込むこともよくあるが、一枚1万円ならたたもうかな〜と思う自分が「?」だ。

 

 

 

よしおかさんち

5人による家族表現ユニット。一氏(いちし)、犬(いぬ)、十さん(じゅうさん)、百さま(ももさま)、○ちゃん(まるちゃん)。現在、メンバー募集は行っていない。文章の書き手はおもに主婦美術家でもある「犬」。
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    展覧会『逡巡のための風景』(2019年/京都芸術センター)から始まった、イシワタマリの覚え書きあれこれ。
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