アラフォー往復書簡 vol.06 イメージと本質 by水田ウタコ

びっくりした。もう11月、という事実に。あと1ヶ月半でハッピーニューイヤー言うてるという事実。まじか。したい仕事とするべき仕事、その前に家事育児がどどどどんと涅槃像のように横たわってもうにっちもさっちもいかないけどどうにかしなきゃいけないからどうにかする、という力づくで匍匐前進する今日この頃。いかがお過ごしですか。

急にマドンナの話。それもものっそ昔のマドンナの話なんですが、私がまだ小学生くらいの頃、マドンナが出てきて、どえらい姉ちゃん出てきたぞ!!!!って世間が騒いでたわけです。田舎の僻地にすむおぼこい小学生のわたしの耳にすらマドンナ姐さんの歌は届き、近所のレンタルCD屋でマドンナスーパーベストを借り、カセットにダビングしAIWAのラジカセで文字通り擦り切れるまで聞いてたあの頃。洋楽雑誌を読み、書いてある情報をみっちり覚えてまるで自分がアメリカで仕入れてきたわよ的な解釈まで咀嚼する始末。そんな雑誌の一節でマドンナが「今あなたが見ている私は本当の私ではない。」と言うてまして。マドンナの新しい情報が紙媒体やローカルTVに映像で載って、わぁマドンナすげえって喜ぶも、そんな今時点マドンナはもう別の行動をして別のこと考えてるんや…と気付いて衝撃を受けた平成のはじめ。

マドンナに限らずどの人も同じことで、あの人はこういうことをしているのね、こういうところに行ってるんやな、って見えるイメージと、実際その人が今後どうしたいかとかどこに向かいたいかってのは時差もあるしギャップもある。そのギャップに気付く瞬間が脳がしゅわっとする一瞬だったりもする。それはイシワタ嬢に対しても同じで、最近はとんと直接会う機会が減ってしまい、テキストベースのやり取りと、SNSでの様子を見てふむふむと思っていたところ、山山のスケジュールカレンダーで突拍子もなく見える新たなイベントがほりこまれると、おおおおおお!とちょっとした興奮を覚える。こういうことをしようと企んで考えていたのね!と。

私の場合はまた違うんだけど、固定観念と実情のギャップに困ることがある。ウタコあれ好きだよね?これしてるんだよね?と言われてもそれは前までのイメージで…ということが多々ある。これはひとえに私がイメージのアプデを怠ってることなんやな…と書いてて気づいた。怠慢!他人の実情を掴み取れるアンテナの鋭さと自分のイメージを更新し続けるタフさ。老いてる場合じゃねぇな…。

水田ウタコ

家族5人のわちゃわちゃユニット「ミズタマート」のおかん役。1980年広島生まれ。京都と沖縄で大学時代を過ごし、大阪で10年暮らしたのち綾部に移住5年目。20代は大阪で古着屋・ 雑貨屋・バーなどを経営しつつOLもしつつたまに放浪、あれもこれもいろいろやってみる。結婚・出産を機に働き方や暮らし方を模索。現在は某新聞社に勤務しつつ裏日本広域のイベント情報をくまなくチェック、新しいお店ができればとにかく出没、おもしろそうなプロジェクトにはとにかくいっちょ噛み。子ども3人引き連れてとにかくあちこち行脚したInstagram(@utaco_1211)とブログ(ウタコの裏日本道中膝栗毛)がひそかに話題。
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    展覧会『逡巡のための風景』(2019年/京都芸術センター)から始まった、イシワタマリの覚え書きあれこれ。
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